わたしは5人兄弟。
妹と弟が心の健康を崩したことをきっかけに、わたしは宇宙の法則を知ることになります。
2人には感謝しかありません。
2人のおかげで、この世の法則を知り、もがきながらも、奥深くでは「全体」を見渡せる意識でこの世界に存在できていると感じています。
当時は正直、どうしていいのかわからない。そう思わざるを得ない限界点に立っていました。
心の健康を崩すことが、当の本人にとっても、その周囲にいる人たちにとっても、こんなにも大変なことなんだ。身をもって体験した出来事です。
2人とも、重いレベルでした。

「紙一重」
2人は本当に素直で、まっすぐで、ユーモアが大好きで、そして真面目。
もしかしたら、真面目すぎたのかもしれません。
まっすぐに全てを受け止めすぎたのかもしれません。
繊細な感覚が過敏になりすぎたのかもしれません。
あの頃、わたしは多くのことを考え、2人をどうにかして、健康な状態に戻したいと懇願していました。
そして、関わる両親や義妹、まだ幼い甥っ子、姪っ子たち。
みんなをなんとか平穏な世界に導きたい、
安心させてあげたい!それができるのは自分だと信じていました。
ちょうどその頃、わたしは「宇宙の法則」を知ったばかりで、これさえみんなが知ればきっと変われるはずだ、と信じていました。

入院先の病院に本を持って行ったんです。
わたしが宇宙の法則を知るきっかけとなった「宇宙からの手紙」という本。
少し気落ちしている母には「ザ・シークレット」という有名な本を渡してみたり。
HAPPYちゃんという、この界隈では有名な意識の達人の話をしてみたり。
けれど、わたしの期待通りにはならず、結局みんなそれらを読まなかったように思います。
なんとなく、それは感じていました。
重度になると、どんな言葉を投げかけても、どんなにアプローチをしてもむずかしく。
むしろ逆効果になることも学びました。
わたしなりの知識で精一杯ケアをしたつもりでしたが、無力さを感じざるを得ませんでした。

そのときに感じたことが
「どうして、この宇宙の真理が教育にないんだ」
「どうして、一部の人しか知らないんだ」
「どうして、隠されていたんだ」
不公平さと、もどかしさ感じたんです。
そしてさらに、「世界は自分で創っている」。
それなのであれば、この2人に対しての観察もわたしの内側の状態が創っているのではないか。
そう思い、自分の内側に、どんな信念、思い込みがあるのか?そこにフォーカスするようにシフトチェンジしました。
そこから徐々に、現実が変わっていきました。結果的に妹は、元の、いやそれ以上にありのままの元気な姿に戻りました。
弟は、他界したんですけどね。
幽界誕生という言葉を知り、当時はなんだか救われました。そっか、別の世界で弟らしく誕生しているんだと✨

こんなストーリーがありましてわたしは発信を続けています。
でも、もっと自分全開で進んでいきたい。
「彷徨。逡巡。」そんな自分も感じる瞬間があります。
ただ、1つはっきり言えることは、結局、全ては「ありがとう」だなと。
