流し雛と真菰(まこも)
3月3日、桃の節句。
この日は女の子の健やかな成長を願う日として知られていますが、本来は「流し雛(ながしびな)」という平安時代から続く神聖な儀式があったようです。
人々の穢れを人形(ひとがた)に託し、水に流す。
「喧嘩しても、水に流そう」と言うように、過去のしがらみや心のわだかまりも、そっと手放す。
流れる水にすべてを委ね、新たな始まりへと向かう。
これは、ただの風習ではなく「人類すべての愛し子の健康を祈る」という、大いなる願いが込められた行いだったのです。
そして、この儀式に欠かせないのが 真菰(まこも) 。
かつて日本中に生息し「神の草」と呼ばれていたこの植物は、古くから浄化の力を持つとされ、御神事に用いられてきました。
✔️真菰だけを食べることで、体の巡りを整えた
✔️真菰紙で手を清め、禊(みそぎ)を行った
✔️免疫を本来の状態へと戻す作用があると伝えられてた
しかし、時代とともにその姿を消しつつあります。
昔の人々は、水とともに心を清め、自然の恵みによって体を整える知恵を知っていたのですね。
不二阿祖山太神宮(ふじあそやまたいじんぐう)での流し雛
この流し雛の儀式は、富士山の麓に鎮座する 不二阿祖山太神宮 でも行われています。
ここは、富士王朝があった場所とも言われ、古来より中心地ともいわれる場所。
わたしもワイタハ族のポロハウ長老とのニュージーランドの旅で、ご縁があり不二阿祖山太神宮とつながることができました。
新しい自分に生まれ変わる3月3日
3月は揺らぎやすい月とも言われていますよね。
清らかな水に雛を流し、新たな春を迎える。
それは、自分自身をリセットし、新しい自分へと生まれ変わるための儀式。
真菰の力と水の流れに身を委ね、昔の人々が願ったように 「すべての愛し子の健やかな健康」 を祈る日。
過去の想いを手放し、新しいエネルギーを受け取る。
水がすべてを流し、新たな流れを生み出してくれる
そんな感覚を、春の訪れとともに感じることができました^^🌸
