「がんばるべき」のデフォルトから抜けて得た自由|体験談
「〜あるべき」のループだった|体験談
わたしは長年、自分の弱さをできる限り見せないようにし、ひたすら頑張り続けていました。
誰かにお願いする手間よりも「自分でやった方がいい」と考え、部下に依頼することなく自分がこなす。気づけば仕事が山積みでした。
どんなに困難な課題がやってきても「やります」といつも引き受けていたんです。
「強くあるべき」「自分がやるべき」「こうあるべきだ」と強く信じ込んでしまうと、どんなに強風が吹いても、その考えを曲げることなく立ち向かおうとします。
けれど、その耐久力もいつかは限界を迎えます。そして、気づいたときには、心の疲れがピークに達し、風に吹き飛ばされるようにバランスを崩してしまうのです。
本当はやりたくない
心の中では、本当はやりたくない、引き受けたくない、誰かに助けてほしい、そんな本音がいつもありました。
それでも、周りに迷惑をかけないよう、自分が責任を負い、睡眠や休息を削ることが当然だと思い込んでいたのです。
「自分がやる。断らない」という選択で、無理することがデフォルトになっていました。
加えて、現場の指導や、美容講師という役割を持っていたため「わかりません」と言うことが、許されないんだ!と信じ込んでいました。
だから「わかりません」と言うことがないように、帰宅後も勉強や仕事に励み、没頭する日々。
自分の疲れに気づいた瞬間

会社の帰り道、深夜の車内でふと窓に映る自分の顔が目に入りました。
そこには、どーんよりとした表情の自分が映っていたんです。
「大丈夫、大丈夫、まだまだやれる!」と自分に言い聞かせて頑張っていたはずなのに、窓越しの自分は「どんよりどよーん…」
どれだけ疲れているかを、まざまざと見せられました。
周りからは「もっと人に頼ればいい」「頼られたら相手だって嬉しいよ」「少し手を抜いてみたら?」という声を何度もかけてもらいました。
そんなことは、自分でも一番よく分かっている。
「分かっているのに、変えることができない」という、この状態があるんですよね。
重荷を手放すために
次第に「こうあるべきだ」という強い思い込みや責任感が、心と身体に大きなプレッシャーをかけていたことに気づきました。
けれど、それを手放すことは決して簡単ではありませんでした。
なにせ、長年の癖が染み込んでいるので…。
「自分一人で全てを抱え込まず、時には周りに頼ってもいいんだよ。」と周りは言ってくれますが、自覚があって抱えている人たちはそれを、十分にわかっていたりします。
だから、言葉が響かないこともあるのです。
周りからの助言はありがたいけど、まずわたしは「頑張らなきゃいけない」「〜ねばならない」そう思っている「自分の思い込み」を外すことをしました。
その結果、随分と楽になってきたんですよ。
コツコツ実践あるのみですね^^
さいごに
もし「こうあるべきだ」という考えに縛られていると気づいたら、一度立ち止まる。
そのまま突き進む前に、ちょっと心の声に耳を傾けてみる。
「本当にそうあるべきなの?」と。
自分の信念を疑ってみる。
「こうあるべきだ」と頑なに信じているその裏に、何があるのか…。
そこがポイントだと思っています^^
その縛りから抜けると、現実も動き、すごく自由になれるのです。
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